御用学者尾身茂の乱 –周囲を無能でかためる愚かな為政者

20210605の記事アイキャッチ 雑記

尾身茂突然目覚める!

「黙らせろ」尾身会長の”謀反”に菅首相が激怒 意地の張り合いで権力闘争が激化  | AERA dot. (アエラドット)
「(東京五輪を)パンデミックの所でやるのは普通ではない」「やるなら強い覚悟で」

飼い犬尾身会長の突然の謀反に菅首相も怒り心頭です。

 「『黙らせろ。専門家の立場を踏み越え勘違いしている。首相にでもなったつもりなんじゃないか』などと怒りを爆発させています。尾身会長を菅首相が最近、ひどく疎んじているのは間違いありません。もともと御用学者として側に置いていた尾身会長が謀反を起こし、自分の敵になったという意識が日に日に強くなっています」(政府関係者)

引用:「黙らせろ」尾身会長の”謀反”に菅首相が激怒 意地の張り合いで権力闘争が激化(AERA dot.)

ツッコミどころがありすぎて喜劇ですよねこれ

まず、政府関係者が「御用学者」って言っちゃ駄目でしょ(笑

尾身茂氏はどこからどうみても御用学者ですけどね

菅首相も「専門家の立場を踏み越え」なんてすっとぼけたこと言ってますが、専門家会議の役割は科学的な見地から意見を述べることであって、政府の方針を称賛・賛同する機関ではないですよ。認識がおかしすぎるので一度病院に行かれた方がよいかと思われます。

去年から新型コロナ感染を防ぐ立場にあった尾身氏の御用学者然とした振る舞いは、これらの一連の発言をもって償われたとはまったく思えないですが、露出の多い御用学者というポジションから、毅然と政府対応を批判したことの意義は大きいとは思います。

 

しかし尾身氏には何か心境の変化でもあったんですかね

考えられるのは、このままオリンピックに突き進んで、パンデミックが加速したときに、政権から責任転嫁されることに対する予防線とかですかね…。そこまで含めて御用学者なのでは?と思うところもありますが、よくわかりませんね。

 五輪の組織委員会は「東京2020大会における新型コロナウイルス対策のための専門家ラウンドテーブル会議」を設置したが、メンバーにこれまで新型コロナウイルス対策を主導してきた尾身会長の名はない。

(中略)

専門家としてハッキリと意見するようになった尾身氏が煩わしく、菅首相に忖度し、外したんじゃないかという話を聞いた」(立憲民主党幹部)

菅義偉という人も相当に器が小さいですね。自分の意に沿わない意見をもつ人間は、徹底的に排除するタイプとの噂ですが、まさにその通りの人物ようです。

 

菅政権に限らないのですが、日本の権力機構はこのように役割対して必要な能力などよりも、権力に忖度するかどうかという尺度でポジションを与えますので、必然的に権力の周りには御用学者や宦官のような、媚びへつらうだけの無能がはびこりますよね。

これが政治を始めとして、日本が没落していく最大の要因だと自分は思っています。

もし菅首相が専門家会議に、能力的に優秀な感染症対策の専門家を揃えて、その人たちが科学的な見地から具申する提案を素直に検討して実行していれば、日本は既にニュージランドや台湾のようにパンデミックの驚異から抜け出していたかもしれません。

また野党が提案していたように、一時的にでも消費税を減税し、国民生活を支えるための給付を何度か行い、中小零細企業へもっと手厚い救済策などを実施していれば、それにかかる支出は少なくないのですが、他国の実績をみるにそれらがGDPを底上げし、結果的に日本経済にとって割の良い投資になっていたと思います。

こういった正当な意見を取り入れることは、権力側にとってもプラスしかなく、もしも上述のように新型コロナを抑え込めて、国内経済の下落を防げていれば、政権への国民の支持は今より遥かに高いであろうということは間違いでしょうし、オリンピックへの反対意見もここまで高まっていなかったでしょう。

現閣僚をみても、党内の重要ポジションの人間をみても、政権周辺の人間たちは、本来必要な能力ではなく、忖度するかしないかという百害あって一利もない基準で選ばれており、そのようなお友だち人事で固めることで、失政を重ねて政権は求心力を失っています。

もうこの自民党政権の低レベルな暴走を止められないのであれば、市民への被害は甚大ではありますが、徹底的にボロを出し尽くしてもらって、多くの人に無能さを知ってもらうしかないかなと思っています。

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