先日から仕事が忙しく寝不足です…
世界的にコロナ禍が続き、経済的に困窮している人々が増え続けている最中、経済同友会が消費税19%のへの増税を訴えてるそうです…
何なんですかね、この当然かのように語られてる「PB(プライマリーバランス)黒字化」目標って…
昨今流行りのMMTに関して、自分も数冊本を読んだことがある程度の知識ですが、「自国通貨建て国債でのデフォルトは理論上ありえない」って主張は間違っていない気がしています。
あとはインフレにならないように、インフレ率をコントロールしていきます。そのインフレ率を抑制する際に利用されるのが税金です。
MMTに関する中野剛志さんの連載記事(全13回)がダイヤモンド・オンラインに掲載されていますので、お時間があるときに、ぜひご一読下さい。
第一回
連載記事一覧
自分は、先に上げた経済同友会や、悪名高き経団連の一貫した「消費税」で「PB黒字化」しなければならないって主張が全く理解できません。
彼らの言う「財政赤字」の補填を、なぜ「法人税」や累進性のある「所得税」ではなく、逆進性の強い「消費税」で達成しなければならないのかがわからないのです。
彼らは法人税を下げろとも主張していますが、なぜ財政赤字が問題だと主張しているのに、法人税は下げなければいけないのでしょうか。
ご都合主義にもほどがあるだろ
バブル以降の30年間で、どれだけ国が傾いたと思ってるのですかね。
財政の健全化とは、一部の大企業を優遇して肥え太らせることではないです。
法人税減税の穴埋めや、株価維持のために、じゃぶじゃぶ支出して、その穴埋めを消費増税や社会保障の削減で補ったら、どんな大国も傾きますよね。
宿主が死ねば、寄生虫も死ぬんです。そんな虫でも分かってることが彼らは理解できていません。
給料は上がらず、赤字だ赤字だと煽られ、増税と社会保障の削減が繰り返されたこの国で、誰が安心して子ども産んで育てていくのでしょうか。
形ばかりの少子化対策で、全く結果を出さず、最盛期は260万いた子供の数はついに100万を切り、今年は長引くコロナ禍の影響もあり80万すら下回りそうです。
これは政治の失敗以外の何ものでもないと思います。
その主たる要因に緊縮財政、消費増税があると自分は思っています。
消費税を廃止すればすべてが上手くいくとか、国債を無尽蔵にお金を刷ってバラ撒けと言っているわけではないですが、このコロナで誰もが先行きが見通せず不安を抱えている中、自分たちは減税して、市民には増税ありきの議論ができる、経済同友会らの意見には怒りがわきます。
今日はもう眠いのでこの辺にしますが、緊縮の結果、自国のマーケットが縮小していけば、ほとんどの日本企業はそのままでは生き残れないのですから、政治は「PB黒字化」の間違いを認め、この国の人々が活力を取り戻し、未来に希望がもてるような未来を掲げて欲しいです。
最後に先程ダイヤモンド・オンライン記事で紹介した中野剛志さんの本を2冊ほど紹介しておきます。新書の方は読みやすいのでぜひ